曼珠沙華

母は迷信を信じる人で私に呪文のようにいう人だった。

般若心経を毎日唱えてた。

 

私の生まれたところは山も海もない真っ平な風景。

秋になると、少し物寂しい景色に、葉のない毒々しい曼珠沙華の赤い色が集団で咲く。

 

「曼珠沙華はお彼岸の花だから家で飾るものじゃないよ。」と母。

 

私はそういうちょっと不気味なものが好きだ。

 

 

話にも鳥肌がたつ。